プロフィール

杣人・somabito

Author:杣人・somabito
Nuages・・・雲のようにふんわりとしています

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
ブログランキング

FC2ブログランキング

人気のあれこれ!
月別アーカイブ
最近のトラックバック

Bedtime story

お元気ですか?

マルセル・プルーストが一口のマドレーヌで記憶を刺激したように、日常のふとした事で遠い昔を思い出すことがあります。

「ねぇ、何かお話して」
「そうだね、どんなお話がいいの?」
「何でもいいよ」
「じゃ、いばら姫のお話をしようね。」

ある所にそれはそれは可愛い女の子がいました。でも、その子はいつも一人ぼっちです。なぜならその子の家はいばらに覆われて誰も近づく事ができません。女の子が年頃になり男の子が結婚を申し込みに来るのですが、皆血だらけ傷だらけになって悪態をつきながら帰っていきます。次第に誰も家に近づかなくなりました。何時しか女の子は歳をとり、お婆さんになってしまいました。お終い。

「そうなの?」
「そう、程々が大事ってゆう教訓話だよ。」
「なんかもっと面白いのないの?」
「じゃ、ジャックと豆の木の話をしよう。」

ある村に貧しい農家がありました。お父さんは出稼ぎに行きお母さんと息子のジャックが家を守っています。ある日お母さんがジャックを呼んでいいました。
「ジャック、家にはもう食べるものがないからこの牛を市場にもっていって売ってきておくれ。」
「えぇ~?お母さん牛を売ってしまったら牛乳がとれなくてチーズやバターも食べられなくなるよ。」
「いいんだよ、牛乳は農協に売っているんだから。それに私はスーパーで買い物がしてみたかったんだよ。」お母さんはちょっと変な人です。そして頑固です。
ジャックは仕方なく牛を引いて町の市場に向かいました。右手に手綱、左手には藁をもっています。

「わらしべ長者の話なの?」「いや、ジャックと豆の木の話だよ。」

暫く歩いていると道端にお爺さんが座っていました。
「そこの若いの、何処に行くんだい。」
「あのう、市場に牛を売りに行くんです。」ジャックは素直に答えます。
「ほう、それは感心だね。でも今日の市場には良い牛が沢山出ているし君の痩せた牛ではあまりいい値はつきそうにないね。」
「そうでしょうか?」ジャックは少し不安になりました。
お爺さんは話を続けます。
「で、一体いくらでその牛を売りたいんだい?」
「あのう、銀貨3枚で売れたらと思っているんですが・・・」ジャックが少し心細げに答えると。
「それは難しいなぁ。でもちょうどいい儂は今豆を一握り持っているが、これは銀貨5枚に相当する良い豆なんだ。遺伝子組み換えもしていないしね。」
ジャックにはよく話の分からないところがありましたが、銀貨5枚というのに惹かれて分からない事がなんなのか気にしないままになってしまいます。
お爺さんはさっさと牛の手綱を取ると押しこむようにジャックの手に豆を握らせてしまいました。

****お話が長いのでちょっと端折ります****

お母さんに怒られ、何がなんだかわからなくなって家を飛び出したジャックは家の前の畑に豆を投げ捨て納屋に入って泣きながら寝てしまいました。(「オズの魔法使い」と一緒で寝ないといけないのはセオリーです。)

次の日、目が覚めるとなんと大きな豆の木が庭に生えています。まるで大木のような豆の木。
「へんだな、確かお爺さんは遺伝子組み換えしていないって言っていたのに・・・」とジャックは今頃になって思い出しますが後の祭りです。

「はぁ、でもね。僕は高所恐怖症だからこの木登ることが出来ないんだ。」

お終い。

かくして私は怪しげな寝物語を作っては一人布団の中で丸くなりながら自分で笑っているのです。

****

昔々、私がまだ絵本しか知らなかった頃、母が言いました。
「貴方、昨夜一人で子守唄歌って寝てたわよ。」

三つ子の魂はいまだ健在というお話でした。
スポンサーサイト

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 日記

コメント

Secret

杣人のNuages

ブログ内検索
 RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ホテル探しに!
クリックをお願いします!
Google