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杣人・somabito

Author:杣人・somabito
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小さな幸せ

お元気ですか?

当地は昨夜の強い雨は止んだものの音をたてて吹く風に木々も揺れています。関東地方でも強い風雨の様子がニュースで流れていますが、皆様の処はいかがでしょうか。

「パリで逢いましょう」というBS日テレの番組があります。蝸牛のように渦をまいているパリ市内の20区の中から毎回一つの区を取り上げて紹介する番組です。偶然みつけて気に入り毎回見るようにしています。
大抵はカフェを紹介しそこに集う人達を通じて街の様子を案内してゆく形の構成になっていて、風景や風物よりも人々の暮らしに焦点があってちょっとお洒落な番組になっています。

先日見ていたところ、街の歴史家といった人が登場し古い建物や街の成り立ちを紹介しながら歩いていました。その中で、建物の角、道路に面した所にある膝丈ほどの石を示して、「これは馬車が建物にぶつかって壊さないために置かれた石なんだ」と説明しています。説明されるとなるほどと思います。

今日、このあいだYOUTUBEの楽しい使い方を書いた時に取り上げたジャン=フランソワ・パロのニコラシリーズの2冊め、『鉛を呑まされた男』を読んでいたところ、次のような一節がありました。

「有力者は庶民を上から見下ろし、まばゆいばかりの馬車で鞭を唸らせながら人混みのなかを突っ走る。その鞭はしばしば馬に振られるのではなく、より小さな馬車の御者や、手押し車を押す人足の背中に向けられる。大型馬車の暴走を阻む唯一の障害、公権力が賢明にも曲がり角に置いた車除けの石がなかったなら、女たちや老人、子供、町人は車輪に巻き込まれるか、壁と馬車にはさまれてつぶされてしまうだろう。」

いかがです?テレビで見た馬車除けの石がパロの文章によって鮮やかに描かれています。彼の本はこのニコラシリーズの三冊しか手元にありませんが、時代考証が丁寧で物語の中にさり気なく織り込まれていますので、当時の雰囲気を充分に楽しむ事が出来ます。作品を描きながらパロが“こんなのあったんだよ”ってほくそ笑みながら書いている様子が目に浮かぶようです。

本とテレビ。偶然の出会いですがその交差点で楽しむことができました。小さな幸せ。
街角の石を見たらきっと思い出しますね。


鉛を呑まされた男 (ニコラ警視の事件2) (ランダムハウス講談社文庫)鉛を呑まされた男 (ニコラ警視の事件2) (ランダムハウス講談社文庫)
(2009/08/10)
ジャン=フランソワ パロ

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追記)

今日、『鉛を呑まされた男』 (ニコラ警視の事件2)を読み終わりました。パリ警察総監サルティンや宮内府卿フロランタン伯爵、ポンパドール婦人からサンソンという処刑執行人(なんと世襲制なんだそうです)といった人物まで実在の人物を重要な役割で登場させながら、若いニコラがパリの街を駆けまわります。
人物ばかりではありません、うなぎの葡萄酒煮なんていう料理の作り方も紹介して当時のフランスの様子が丁寧に書かれています。ラブレーのガルガンチュアも出てきて、ラブレーは16世紀の作家ですから時代的にはいいのですが、禁書になっていた本ですから読んでいたのかな?なんて想像をふくらませます。200年もたてば禁書もないでしょうか?
パートナーさんはフランスで人気になっているTVシリーズを見たいと言うのですが、以前ララTVで、今はAXNミステリーで放映されているようですが、どちらも我が家では契約していません。内容的にはNHKの好きそうな話ですからいつか見られるのを待ちましょう。
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テーマ : ひとりごと
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